HOME > 矯正歯科について > 矯正装置の説明書

矯正装置の説明書

歯の間のゴム

ゴム輪は、次回の来院の時までに歯と歯の間のすきまを空けるためのものです。
痛くない方もいらっしゃいますが、個人差があり場合によっては2〜3日の間はゴム輪を入れたところの歯が少し痛いことがあります。
ゴム輪が自然に取れた場合は歯の間の隙間がもう開いたということです。食事中にとれて食べ物と一緒に食べてしまうこともありますが、害はありませんので心配はしないでください。

奥歯の装置バンド

奥歯にバンドを入れると、ほっぺたの内側がこすれて痛いことがありますが、普通3日間程度で慣れてしまいます。
食事はいつもどおりで差し支えありませんが、極端に硬いものは装置破損の原因になりますので控えるようにしてください。
装置のまわりは食べかすがつきやすくなり、歯肉炎や虫歯の原因となります。今までと同じ磨きかたで結構ですが、装置のついている歯に関しては時間はより多くかけてください。
もし、1週間以上痛みが続く場合は装置の調節をいたしますのでご連絡ください。

前歯の装置

装置がついた当日の夜くらいからものを噛んだときなどに,すこし痛みます.
この痛みには個人差があり1〜5日程度続きますが,心配ありません.
リンゴなどの丸かじりや厚い肉などを前歯で噛み切ることは避け,ナイフなどで小さく切って奥歯で食べるようにしましょう.
おもち,ガム,キャラメルなどの粘着性の食べ物は矯正装置にからまり,装置破損や虫歯の原因になりますので装置がはずれるまで食べないようにしましょう.

リテーナー装置

保定装置「リテーナー」は,動かした歯がもとに戻らないようにおさえておくための装置です。
装置がはずれた直後はとくに大切ですので,食事と歯磨の時を除いて使用してください
取り外したときはかならず付属のケースに入れて保管してください
熱湯消毒はできません(歯ブラシでもきれいにならない時は,市販の義歯用洗剤を使用してください)

歯磨きの方法

装置をつけると大きな食べかすがからまりますが,針金の下や,装置のまわりにたまったヨゴレが虫歯の原因となります.
食事をすると食物(繊維)が装置にからまりますので,最初は歯磨き粉をつけずに大きな食べかすを取り除くように一度歯みがきをします.その後歯ブラシの毛先を針金と歯のあいだに押し込むようにして一本一本ていねいに歯みがきをしていきます.このときも,あまり歯磨き粉をつけると泡で見えにくくなったり,辛くなって早くうがいをしたくなりますので,つけすぎないようにしましょう.
歯ブラシはヘッド(磨く部分)が小さく,毛先があまりかたくなければ,普通のものでさしつかえありません.毛先がひろがると磨きにくくなりますので,早めに交換してください.
歯みがきの時間は何もつけていないときに比べて2倍以上かかりますが一日3回,とくに夜の歯みがきは絶対にわすれないようにしましょう.

▲ページトップに戻る