横浜市青葉区 一ツ葉矯正歯科クリニックは矯正歯科(歯列矯正)の専門医院です.都筑区,緑区からもご来院いただいております
歯ぎしり(噛みしめ)について
「噛みしめ」や「歯ぎしり」と聞くとストレスを連想する人が多いようですが,軽度の「噛みしめ」や「歯ぎしり」は,誰でももっている一種の癖と考えられます.
ですから,特に問題を起こさない限り放置しても差し支えありませんが,次のような症状の誘引となっていることがあります. 顎関節への障害 顎関節症(関節痛・開口障害・カックン音)
歯への障害: 歯の磨耗・歯の破折・歯がしみる・噛むと痛い等
歯周組織への障害: 歯ぐきがさがる・歯周病(=歯槽膿漏)
他の障害: 舌痛症・顔面痛・頭痛・倦怠感・肩凝り
「噛みしめ」や「歯ぎしり」は,睡眠時や何かに夢中になっている時に起こるので,気づきにくく治しにくいものです.
治すためにマウスピース(スプリント)を入れる方法もありますが,治そうという意識がないとマウスピースをずっと使い続けることになってしまいます.
一方,治そうという意識を強く持てば, 「噛みしめ」や「歯ぎしり」をかなり止めることができるはずです.
日常生活のなかで,上下の歯を噛みしめていないか自分で注意してみてください.歯ぎしり(噛みしめ)は顎に非常に負担をかけます.
本来,人間の上下の歯が接触するのは,物を噛むときと飲み込むときだけだということを覚えてください.
噛みしめや歯ぎしり等を続けていると,噛むための筋肉や関節は破壊され続け,治療しても効果が上がらないという結果になってしまいます.このような癖がありましたら,直ちに止めるよう意識してください.
歯ぎしり(噛みしめ)の習慣を止める最も効果的な方法は,唇を閉じて歯を離すことを覚えることです.
「唇を閉じて,上下の歯を離し,顔の筋肉の力を抜く」ことを意識して努力してください.このことを1日に何度も練習してください.
この方法で顎の関節と筋肉は非常にリラックスし,緊張やこわばりから解放されます.そして筋の緊張によって引き起こされていた,顎や首のまわりの痛みは少しずつ引いていきます.
もう少し具体的な手順は,以下の通りです.
STEP 1・まず「噛みしめ」ていない=リラックスしている状態を覚えましょう
まず,思い切り噛みしめてみてください.1〜2秒後に,フッと顎の力を一度に全部抜いてみて下さい. 上下の歯が僅かに離れるでしょう.その位置が理想的なリラックスした位置です.
次に,思い切り大きな口を開いてから,今度はガクンと脱力してみてください. たぶん,(1)の時とほぼ同じ位置に顎が閉じるでしょう.(顎の関節が痛くて開けられない人は無理せず開けられる所まででいいです)
この時,呼吸を一緒に合わせると良いでしょう.力を入れるときに息を吸って,1〜2秒止めてから,脱力する時に一気に吐くのです.
昼間も,寝ているときもいつもこの状態になっていればいいのです.一流のスポーツ選手もこの状態を心がけています.
STEP 2・日中の「噛みしめ」に気づきましょう
仕事等に夢中になっている時,ふと気がつくとしっかり噛みしめていたり,舌を噛み続けていたりしていることが誰にでもあります.あなたは気づいたことがありますか?
YES
そんな時,肩を上下させ,首から上の力を思い切り抜いて,STEP1でやったように脱力して上下の歯を離してから,また仕事に向かって下さい.
噛みしめている状態は意外と気づきにくいものです.気づく方法として,普段よく使う道具にマジックインクとかシールとかで目印をつけて,それを見たら思い出すようにするとよいです.主婦でしたら包丁の柄とか,事務の多い人はペンやキーボードなどに.また,運転する機会の多い人はハンドルなどに目印をつけておきましょう.
STEP 3・夜眠っている時のことです
眠っている時のことなど,コントロールできないと思っている人が多いと思います.しかし,「明日の朝4時に起きなければいけない」と思って寝ると,不思議とその時刻に目が覚めるという経験をしたことはありませんか?
眠っている間も,体内時計と「起きなければいけない」という意識が共同作業をして,正確にその時間に目が覚めるということが私たちにはできるのです.
そんなむずかしいことができるのですから,上下の歯を合わせないようにリラックスして眠るなどという作業は,「その気」になりさえすれば意外とできるものなのです.成功の秘訣はあなたがどれだけ「その気」になるかにかかっているのです.
1.前準備
枕を低めにしましょう 後頭部の一番出っ張ったところより首の付け根近くに枕がくるようにします.
そうすると頭が少し上を向くので,口が開きやすくなるからです.おもに仰向けに寝る人は,バスタオルをロール状に巻いて長い枕をつくるのも良いでしょう.横向きに寝る人は,背筋がまっすぐになる高さにしてください.
布団に入ったら何も考えないようにしてください 布団の中は眠るだけの所と決めてください.もし,どうしても考える事があればもう一度,布団から出て考えてください.あるいは,朝目覚めてから布団のなかで考える習慣をつけるとよい考えがでてきます.
2.本番
布団に入ったら,仰向けになって手も足も少し開き気味にします.
その後,STEP1でやったように,顎を脱力し歯を離した状態にします.
次に,体全体もリラックスさせます. まず,肩に思い切り力を入れて,1〜2秒してから突然脱力してください.この時も呼吸を合わせてください.
同じように,胸,腹,太ももの脱力をして,最後に足の先からその日の全ての疲れとストレスを追い出してやるような気持ちで大きく息を吐き出しながら足の脱力をします.何回もやっていると,手のひらや足の裏あたりが少し温かくなった感じがしてきます.また,掛け布団が今までより重く感じたらうまく脱力できた証拠です.(足先を上に向けられないほど掛け布団が重く感じたら,もう少し軽いものに替えましょう.)
最後にもう一度,顎の力が抜けていることと,上下の歯が離れていることを確かめて眠りに入ります.このまま一晩中眠ってくれるといちばん良いのです.
3.自己暗示
呼吸に意識を傾け,吐く時に脱力するのを繰り返しながら,手足やお腹が温かくなってくるのを感じてください.
また,吐く時に,自分がリラックスできる言葉を唱えてみましょう.たとえば「リラックス,リラックス」「いい気分,いい気分」「楽だ,楽だ」等何でもよいです.また「噛んではいけないぞ」「歯を合わせない」「開いて寝る」等を言い聞かせます.
そして次の朝,今ある全ての症状が無くなって,すっきり爽やかに目覚めるあなたの姿をイメージしながら眠りについてください.
顎関節症について
顎関節症とはどういうものですか?
◇顎関節症(TMD:temporomandibular disorders)の定義
「顎関節や咀嚼筋の疼痛,関節(雑)音,開口障害ないし顎運動異常を主症候とする慢性疾患群の総括的診断名」(日本顎関節学会).
顎関節,咀嚼筋などに疼痛,機能障害を生じる疾患の集合病名です.
原因として以前は咬合異常が重視されていたが,最近では多因子説が支持されています.(ストレスによる食いしばり・歯ぎしり・噛みしめなど)
男女別では女性が男性の3〜5倍多い傾向にあります.
年齢的には20〜30歳代に多く,20歳代女性が1/3を占めています.
◇顎関節症の症状
顎関節症の主な症状としては,
顎関節が痛い・咀嚼筋が痛い・ロが開かない・関節を動かすと音がする・顎がだるい
などがあげられます.
症状は片側性の場合が多く,偏って咀嚼する側に生じることが殆どです.
痛みは運動時痛が主で,自発痛(動かさない時)は少ないものです.
朝,起床時や食後などに症状の増悪がみられることがあります.
肩こり,緊張型頭痛,背部痛など筋症状の合併も多くみられます.
顎の痛みが強いときの注意
早く痛みを引かせるためには顎関節と顎の筋肉を安静にすることが重要です.
以下の注意をよく守ってください.
食事の注意:口を大きく開けない・固い物を噛まない・長く噛まない 食べ物は一口で食べられる大きさに切って,口を大きく開けることを避けてください.
パンの皮の固いところや生野菜,肉など,固い物,長く噛まなければならない物は避けてください.
チューインガムは顎を酷使しますから,避けてください.
不用意にあくびをしない あくびのときはオトガイをこぶしでささえてください.
顎に負担をかけない(力をかけない) 仰向けに寝てください.
首の牽引や,頬杖をつくのはやめてください.
電話の受話器を顎と肩で挟むのをやめてください.
顎関節症の治療法
◇顎関節症(TMD)はself-limitingな疾患であるということ
大規模な疫学的調査や追跡調査の結果,TMDの自然経過について大事なことがわかりました.それは「常に再燃する可能性がある」ということと,「際限なく悪化する病気ではなく,放置しておいてもいずれ症状は消失する」ということです.両者は矛盾することではなく,「再燃を繰り返す可能性はあるが,self-limitingであるため年齢とともにいずれ症状は収束に向かう」ということです.
現在では,TMDの治療に患者自身が参加することの重要性が説かれています.
可逆的で侵襲が少ない治療法
セルフ・ケア(ホーム・ケア)
理学療法(温熱療法,超音波療法など)
スプリント
可逆的で比較的侵襲が少ない治療法
薬物療法(鎮痛消炎剤)
非開放性関節外科療法(関節腔穿刺,関節腔洗浄)
不可逆的で侵襲が大きい治療法
開放性関節手術
もう少し具体的な手順は,以下の通りです.
セルフケア
1)関節と筋の安静
関節や筋に痛みがある場合は,なによりもまず安静にすることが整形外科的大原則です.つまり,顎の使用を最小限に抑え,状態を悪化させるようなことをしないで,自然緩解を待つのです.足首の捻挫と同じで,安静を守るだけで症状はずいぶん緩和します.
柔らかい食事をとる
特に避けていただきたいのは,噛みごたえのある肉や生野菜,フランスパンの皮の部分,前歯で噛みきらなければならない固いものなどです.ほかにも長く噛まなければならないものも避けなければいけません.可能ならば,おかゆ,うどん,スープ,柔らかい煮物,ヨーグルトなどのほとんど噛まないですむ食べ物にするべきで,これを守ることで顎関節と筋肉は安静に保たれ,自然緩解しやすくなります.
上下の歯を離す(ティースアパート teeth apart 法)
上下の歯が接触するのは咀嚼サイクルの最後の瞬間と嚥下のときだけで,これ以外のときには歯が接触しないのが普通です.もしそれ以外のときに上下の歯が接触しているなら,それはクレンチング(かみしめ)癖があるということなので,ただちに止めなければいけません.なぜなら,かみしめは歯や顎関節,筋に大きな負担を強い,痛みの原因になるからです.
ガムは禁止
チューインガムは,顎関節や筋肉を疲労させ,痛みの発現原因となることがあります.
2)大開口禁止
あくびをコントロールする
あくびのときには,筋肉や関節の靭帯は通常以上に引き伸ばされるので,組織が断裂したり,傷害されたりします.
大開口せずにあくびをする方法として, こぶしをオトガイにあてて,こぶしの押す力に逆らってあくびをします.この方法により顎はこぶしに支えられ,過開口を避けることができます.この方法ならあくびもできるし,過開口も妨げます.
手が塞がっているときにどうしてもあくびをしたくなったら,顎を胸にくっつけてあくびをすればよいのです.こうすれば胸が顎を支えて,やはり過開口を防ぐことができます.
そのほかに,舌先を上顎前歯舌側につけ,舌先が離れないようにあくびをするという方法もあります.
長時間の歯科治療は避ける
長時間開口し続けなければならない歯科治療は,関節や筋に負担をかけ症状を悪化させる可能性があります.症状が改善しかけた頃歯科治療を受けて,また症状が悪化するということは多いので,完全に症状が消失するまで延期することが望ましいのです.もしどうしても歯科治療をしなければならないなら,5〜10分ごとに一度治療を中止して1分ずつ顎を休めさせるような工夫が必要です.これを実行することにより,筋や関節の負担はかなり軽減されます.可能なら1回の歯科治療の時間を短くし,回数を増やすようにしたほうがよいでしょう.
理学療法
冷湿布
急性痛に対しては冷湿布を適用するべきですが,判断が難しい場合にはまず下記の”温湿布”を適用し,不快感が増すようであれば冷湿布に切り替えてみてください.
冷やすことにより腫脹や痛みは軽減しますから,捻挫や打撲,急性の酷使による疼痛などに効果があります.水を紙コップに入れて凍らせることで使いやすく整形することができますから,紙コップごとタオルに包んで痛んでいる部位にあてがうとよいでしょう.
温湿布
日本では湿布といえば冷やすものと相場が決まっていますが,米国では温湿布のほうがポピュラーです.しかし,残念ながら日本で温湿布はほとんど販売されていないようです.
代用法として熱いシャワーを使用する方法もありますが,もっとも手軽な方法は湿タオルを電子レンジで温める方法です.
固く絞ったタオルをラップで隙間のないように包み電子レンジで1分ほど加熱してください.
取り出したものをラップを外さず患部に当てますが,熱すぎる場合は,乾いたタオルを重ねると良いでしょう.
タオルをラップに包むことにより保温効果が長持ちします.
冷えてきたら直接患部に当てます.
2セット用意し(両側の場合は4セット)交互に加熱しながら使用すると効果的です.
温度,時間の目安としては70〜80度(火傷をしないギリギリの温度)で20分程度当てるようにします.(皮下1cmの深さに到達する)
その他,専門的な機器として,輻射熱療法(赤外線),高周波療法,超音波療法(1Mhz-9cm,3MHz-3cm)などがあります.局所の除痛・鎮痛効果があります.
マッサージ
緊張している筋を自分でそっとマッサージすることも効果があります.温湿布の後で,気持ちいいと感じられる程度のマッサージを行うことは筋のリラクゼーションに有効です.
良い姿勢
長時間腰掛けて机に向かって作業をしていると,猫背になり顎を前に突き出す姿勢になりがちです.この姿勢は顎や首や肩の筋肉に負担をかけ,肩こりや頭痛の原因になります.
顎関節や筋肉の問題を治療するためには姿勢が重要であり,頭は肩の真上になければなりません.また頬杖をついたり,受話器を顎と肩の間に挟んで話したりすることも筋の酷使につながります.特にコンピューターを操作している人はキーボードを,脇を締めて腕を垂直にして打てるような高さに調節し,その姿勢でモニターが楽に見えるように目の高さより低いところに置くようにすると良いです.
寝るときの姿勢
寝ている間の姿勢も重要です.仰向けになることによって顔や顎や首の筋肉はよりリラックスした位置をとることができます.もし,腕や硬い枕を片方の顎の下に入れて横向きに寝ると,顎は反対側に押されて顎関節や筋肉に一方向からの力をかけることになり,顎に負担がかかりますから,このような寝かたをする週間をやめるよう努力しなければなりません.
また高すぎる枕は,歯をくいしばりやすくしたり,後頸部の筋を疲労させますから,適切な高さの枕を選択することも重要です.
ストレスの緩和法を練習する
ストレスを意識したら,仕事を中断して自律訓練法を応用したリラクゼーションを行うようにします.
まず椅子に深く腰掛けて目をつぶり,両腕を脇にたらします.顎の周りの筋肉から力を抜くと自分に言い聞かせます.それから順番に,肩,肘,手首,指先と力を抜いていき,最後に指先が重くしびれるような感じになるまで,5〜10分これを続けます筋緊張の緩和に効果的で,精神的にも落ちつきます.
顎や全身の運動・ストレッチ
顎の運動を1日に何回か行うことも,顎の筋肉の強化と調和に役立ちます.この運動は関節や筋の痛みが緩和してから始めます.いうまでもなく全身的に運動することは肉体的にも精神的にもよい効果をもたらします.運動は精神的ストレスを弱め,気分を改善し,筋肉や体の器官を健康的に活動させるようにします.
また,「疲労により収縮した筋肉をもとの長さにもどす」というのは理学療法の基本的な考え方のひとつです.筋肉は同じ姿勢を続けていると疲労度が何倍にも増します.疑って縮んだ筋肉を伸展させるストレッチは,筋肉の症状を緩和するために効果があります.
しかし,急激な伸展はかえって筋に防御的収縮を引き起こしてしまいますで,ゆっくり行うのがポイントです.
咀嚼筋のストレッチ
側頭筋のストレッチでは,小指を左右のこめかみに当て,残りの4本の指で耳介を包み込むように当てます.ここで上下の歯を噛み締めたり緩めたりすると指先に筋がピクピク動くのが感じられるので,この場所で爪を立てるようにして思い切り上方へ筋を引き上げます.5秒引き上げたら5秒緩め,これを交互に10回繰り返します.
咬筋のストレッチでは,下顎前歯に示指から小指までをかけ,自力開口で最大に開くところからさらに,手の力で押し下げるようにします.これも5秒押し下げて5秒休む.これを10回繰り返します.
これらのストレッチは,起床時,毎食後,就寝時の1日に5セット行うようにします.咀嚼筋のストレッチは,初期には痛みを伴っても持続する場合が殆どです.
☆顎関節症の診断と分類(歯科医向)
◇顎関節症の診断 (歯科医用)
顎関節症の診断においては,痛みの有無,開口障害の有無の確認がまず重要となる.
問診あるいは,実際に顎を動かして運動時痛を確認する.
健常状態では40o以上開口できるので,おおよそ3横指分の開口ができるかどうかを診査する.
側頭筋,咬筋,胸鎖乳突筋などは触診を行い,骨の変形などはレントゲン撮影で確認する.
顎関節症の約7割を占める関節円板障害の場合,まず関節音(クリック)が現れ,次いで開口障害,関節痛の順で症状が現れることが多い.
●日本顎関節学会の顎関節症分類(2001改訂) (歯科医用)
1.顎関節症I型:咀嚼筋障害(masticatory muscle disorders)
咀嚼筋隠害を主徴候としたもの
ミオナール,ムスカルム(筋弛緩)
セルシン,ホリゾン(抗不安)
2.顎関節症II型:関節包・靭帯障害(capsule-ligament disorders)
円板後部組織・関節包・靭帯の慢性外傷性病変を主徴候としたもの
ボルタレン,ポンタール(鎮痛・消炎)
3.顎関節症III型:関節円板障害(disc disorders)
関節円板の異常を主徴候としたもの
a:復位を伴うもの(クリックを伴うもの)
b:復位を伴わないもの(クリックを伴わないもの)
セルシン,ホリゾン(抗不安)
4.顎関節症IV型:変形性関節症(degenerative joint diseases,osteoarthritis)
退行性病変を主徴候としたもの
5.顎関節症IV型:I〜IV型に該当しないもの
以上のいずれにも分類されないもの
セルシン,ホリゾン(抗不安)
顎関節症の分類
分類 | 病変部位 | 病態 | 主症状 |
I型 | 咀嚼筋 | 筋緊張 筋スパスム 筋炎 |
筋痛 運動痛 運動障害 |
II型 | 関節包 関節靭帯 関節円板 |
関節包,靭帯 関節円板の進展, 捻挫 |
関節の運動痛 関節の圧痛 運動障害 軽度の雑音 |
III型 | 関節円板 滑膜 |
円板の転移 円板の変性,穿孔, 繊維化 |
クリッキング クレピタス 運動障害 関節の運動痛, 圧痛 |
IV型 | 関節軟骨 関節円板 滑膜 下顎頭 下顎窩 |
軟骨破壊 骨の変性 骨の吸収,添加 |
関節の運動痛, 圧痛 クリッキング クレピタス 運動障害 |
V型 | その他 (精神的要因など) |
関節部の違和感 | 咀嚼系の不定愁訴 |